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セミナー
第3回 EIZOメディカルセミナー 2006
9月23日 (土) 時事通信ホールにて、3回目となるEIZOメディカルセミナーを開催し前回同様100名の方々にご参加頂きました。セミナーは、通常の形式と前回から取り入れたランチョンセミナー、参加者の方々から事前に頂いたご質問を題材としたパネルディスカッションの3つの形式で開催し、今回も医療業界各方面の著名な先生方に、より実践的な内容で講演をして頂きました。さらに今回は新たに、少人数グループで参加して頂く実機を使ったワークショップを設けて実際のモニタ品質管理作業を体験して頂きました。
会期
2006年9月23日(土)
会場
東京 東銀座 時事通信ホール
対象
病院情報システム管理者、診療放射線技師、読影担当医師、医用システムベンダーのシステムエンジニアリング担当、その他医療関係従事者
参加者数
100名、そのうちワークショップにも参加者60名
フィルムレス運用のための液晶モニタの基礎知識
座長:熊本大学医学部附属病院 医療技術部 診療放射線技術部門 池田 龍二 先生
医療用LCDモニタの特性と技術トレンド 〜より良い製品づくりのために〜 
演者:株式会社ナナオ 取締役 前田 一哉
  オープニングとして、弊社取締役前田よりLCD(Liquid Crystal Display)の動作原理から「カタログで読み取れる」駆動方式・解像度・輝度などの違いによるLCDモニタとしての製品特性の違いでLCDモニタの基本を解説し、医療用モニタの実力と選択方法を分り易く紹介させて頂きました。また、メーカーとして「カタログには現れない」輝度ムラ・輝度変化などへの取組みと製品への反映などを紹介させて頂きました。
医療用LCDモニタの管理項目とその手法 〜JESRAガイドラインを中心に〜 
演者:株式会社ナナオ 映像商品開発部 橋本 憲幸
  弊社映像商品開発部の橋本より、モニタの輝度特性の違いや環境輝度による見え方の違い、階調特性の違いからのフィルムとの見え方の違いなどモニタ管理の重要性を解説し、海外のモニタ管理ガイドラインの現状を交え紹介させて頂きました。そして、JESRA X-0093の管理ガイドラインを基に、モニタ受け入れの体制・モニタ試験方法など管理の内容を分り易く説明させて頂き、最後にモニタ導入前にポイントとなる設置環境・使用目的・管理体制などで医療用LCDモニタの管理をまとめさせて頂きました。
ランチョンセミナー
座長:名古屋大学医学部保健学科 放射線技術学科専攻 島本 佳寿広 先生
画像診断モニタに関するガイドライン概説 
演者:名古屋大学名誉教授/名古屋広小路クリニック 放射線科 石垣 武男 先生
  CRTの劣化における輝度劣化の視覚的測定の方法、画像診断モニタ・汎用液晶モニタの標準化と精度管理の研究からの画像診断モニタの肺結節の画像による診断能力・胸部単純X線写真での1024 x 1280以上の液晶モニタの臨床使用などを解説頂きました。続いてデジタルマンモ画像の診断能力の評価から最新の画像診断モニタに関するガイドライン2.0を解説して頂きました。
実地臨床での医療の情報化 
演者:アリゾナ大学客員教授/ひがしやま病院 岡崎 宣夫 先生
  医療画像モニタの信頼性・ガイドライン確立が進むなか、臨床の立場から今後の情報化の所見をお話頂きました。ひがしやま病院ではじめられている個別医療機関での情報の共有化からチーム医療運用・地域医療運用と現代医療における情報化の必要性を説明頂き、アメリカの遠隔画像診断の実際を動画でご紹介頂きました。そしてCR・CT・MRなどのデジタル画像情報のセンター集積やSCAR2006でのユーザーインターフェースをご紹介され医療現場の問題解決をIT化で実現するご提案をされました。
第2部 ソフトコピー診断への道 〜画像部門の変化〜
座長:アリゾナ大学客員教授/ひがしやま病院 岡崎 宣夫 先生
ソフトコピー診断への道で迷子にならないために
〜放射線部門が考えるべき業務変化への対応〜
 
演者:埼玉医科大学総合医療センター 中央放射線部 松田 恵雄 先生
  医療情報システムの構築・運営でのソフトコピー診断で増大する画像情報と付帯情報の共有の重要性に焦点をあて、ソフトコピー診断を中心に業務・環境・管理の変化や見直しと新たな業務の出現など現実的に起こる事柄の実施例を紹介しながら解説して頂きました。
液晶モニタの読影環境はどうあるべきか 〜外部光が読影に与える影響〜 
演者:名古屋大学医学部保健学科 放射線技術学科専攻 島本 佳寿広 先生
  ソフトコピー診断においての読影環境について、CRTとLCDの特性の違いから外部光がどのように影響するかを検証実験の使用ファントム・検証方法・読影の再現性などに及ぶ実験方法とデータで解説して頂きました。また、検証結果から使用モニタの輝度劣化状況の把握の必要性とモニタへの今後の課題と要望のご提案を頂きました。
画像データの大容量化に伴うモニタ診断の必要性とモニタ管理
〜モニタ管理ソフトウェアによる管理と実際〜
 
演者:熊本大学医学部附属病院 医療技術部 診療放射線技術部門 池田 龍二 先生
  MDCT・3T MRI・FPDなど画像データの大容量化と、モダリティからの画像データの一元管理・有効活用、カラーモニタの必要性について解説して頂きました。そして、測定機器などを使って行っている実際の受入試験などモニタ管理の現状、また設置環境の大きな温度変化によるLCDモニタの変化などもご紹介頂き、最後に受入試験とデータ保存の有効性とモニタに関するご要望を頂きました。
第3部 モニタ管理の実践 〜効果的な運用を学ぼう〜
Q & A パネルディスカッション 〜モニタ管理をするにはどういう知識が必要か?〜
座長:石垣先生、松田先生
パネリスト:島本先生、池田先生、前田、橋本
  座長の石垣先生、松田先生の進行により、事前に参加者の方々から頂いたご質問についてパネルディスカッションを行いました。参加者の方々からも多くのご質問を頂き、現場の運用から出てくるさまざまな課題に対して、非常に活発な討議となりました。
ワークショップ モニタ管理の実践 〜効率的なモニタ管理を学ぼう〜 
セミナー終了後ホワイエにて、1グループ5〜9名に分かれて頂き、モニタ2台の実機を使ったガイドラインに基づくモニタ品質管理を体験して頂きました。各グループでは2名のインストラクターによるテストパターン表示などの概要説明を行った後に、参加者の方々にキャリブレーションや試験などを実際に行って頂き、多くの方々から品質管理の作業内容がよく理解できたとの感想を頂きました。



また、セミナー会場後方には製品展示コーナーも設け最新機種の展示と説明も行い、休憩時間などには多くの参加者の方々にご覧になって頂く事ができました。皆様から頂いたお声をもとに、スタッフ一同、今後もモニタを使用される方にとってより有意義なセミナーを企画して行きたいと考えております。ご参加の皆様には改めまして厚く御礼申し上げます。


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